湯の川温泉にある、湯の川の守り神「湯倉神社」。
その昔、きこりが湯の川の地で温泉を発見し、腕の関節痛を治すために湯治したところ、程なくして治り、感謝として薬師如来像を小さな祠に納めたのが始まりとされています。

湯倉神社御朱印
今でもそんなに大きな神社ではありませんが、湯の川温泉を見守る高台にあり、ほっこりと一息つける、明るい良い神社でした。
駐車がちょっと大変かも?
湯倉神社のあるのは大きな2つの幹線道路が交わる交差点ですが、道が斜めになっているので、観光客がレンタカーで訪れるには、ちょっとだけ複雑。

※グーグルマップに書き足しました。
地図では上から下へと通っている道々100号を通ってくれば、神社の駐車場に入れますが、市電通り(道々83号)を通ってきてしまうと、中央分離帯があるので、入れません。(神社の境内をぐるっと周れば、もちろん入れますが)
・・・ということで、私は地図にあるツルハに停めさせてもらいました。もちろん、ちゃんと買い物しましたよ~。
地図に、「ここから撮影」と記した地点から撮った、湯倉神社。
この通り高台なので、道々100号を通ってきても、境内への入り口は、結構、分かりづらいのです。気をつけて下さいね~。
ほっこり穏やかな、町の守り神
と、言うことで、歩道橋を渡り、鳥居前へ。
御由緒
大己貴神(大国主命・国土経営の神)
少彦名神(医療、酒造りの神)
倉稲魂神(全国のお稲荷さんの祭神)
大己貴神(大国主命)と少彦名神は、北海道の神社ではよくある組み合わせですが、稲荷である倉稲魂神を、由緒書にわざわざ載せている所って、少ないかも・・・(境内に稲荷の祠があったとしても)
湯倉神社にも稲荷の祠が境内にあるので、そこに別途、由緒を書いておいてもよさそうなんですけどね~。
それにしても、由緒書にも「湯倉神社(お薬師様)」の文字が。
社伝に伝わる神社の起こりからして、元々、薬師如来をお祭りしていたんだから、お寺でもよかっただろうと思うんですが、神社になったのが、江戸期の神仏習合が感じられて面白いですね。
ちなみに、冒頭で書いた「きこりが温泉を発見して・・・」というのは、「伝説」のたぐいで、社伝に伝わる明確な由緒は、1653年に後に松前藩藩主となる高広公が幼少時に病を得て、湯の川温泉で湯治したところ全快し、お礼に社殿を改造して薬師如来像を安置したとの記述があるそうです。
だからはっきりと、江戸期からあった神社なんですね。ホント、北海道ではめずらしんですけど、函館にはチラホラ、そういう神社があります。
現在の社殿は昭和16年造営
歴史ある湯倉神社ですが、現在の社殿は昭和16年、造営だそう。
なかなか、年季入ったこの感じ、いいですね。
本殿でお参りさせて頂いて、ふと、横を見ると、立派な御神輿が収められた建物が。
さらによく見ると、その前に、うさぎ・・・
湯倉神社のなでうさぎ
せっかくうさぎなんだから、もう少し、かわいい顔にして頂ければよかったような・・・・
この兎は、主祭神である大国主命にゆかりの動物ということで、「御祭神の御神徳を広く御参拝の皆様にお受け頂きたい」との願いから、平成26年、湯倉神社の創建360年を記念して設置されたそう。
ご自身のお願いを祈念しながら「うさぎ」を撫でて、宏大きい無辺なる大神様の御加護をいただきましょう。
とのことで、撫でてきました♪
ちなみに、手水舎には亀が。うさぎと亀ですね~。

所在地
TEL;0138-57-8282
函館八幡宮も、歴史があります。
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最寄の湯の川温泉で、日帰り立ち寄り湯するなら・・・
せっかく湯の川温泉で観光するなら、立ち寄り湯したいですよね。でも、湯の川温泉は、意外に日帰り入浴OKのところは少ないんです。
私が確認出来ているのは、以下の3つだけ・・・
2016年にリニューアル。ホテル万惣なら、設備よし!
湯の浜ホテルも海が目の前の立地で気持ち良さそうでしたが、私は2016年9月にリニューアルして間もない、ホテル万惣さんに寄らせてもらいました。
さすがに何もかもキレイで清潔でした。入浴料1000円(税抜き)ですが、設備を考えたら、むしろコスパいいかも。
写真はお休み所になっている湯上りラウンジ。畳も新しく、気持ちよかったです。また湯の川で立ち寄り湯することがあったら、ここにします!