カメラ・撮影メモ

初心者でも撮れる天の川。撮影方法とレタッチの仕方

投稿日:2017年11月24日 更新日:

前の記事では天の川を撮影するために必要なカメラとレンズを紹介しました。

今回は、その装備で実際に撮影する方法と、レタッチ(編集)の仕方を紹介します。

天の川写真では、レタッチ、ものすごい大事!これをせずには、写真上に天の川が浮き上がってこないです。

印刷には向きません

以下、ご紹介するのは「ネットで公開できる、天の川写真」を撮影するためのカメラやレンズです。プリントに耐えうる天体写真を撮ろうと思ったら、もっと高価な物が必要です。

 

撮影時に大事なこと

ピントが大事!

星や天の川を撮る場合、オートフォーカスだと上手くいかないので、マニュアルフォーカスにして自分でピントを合わせます。

まずはカメラをマニュアルモードに。

 

そして、天の川を撮るには「絞り」は一番、少ない数値で固定(これで光が弱い天の川でも、捉えやすくなります)。
ピントは写真のところを回して、星に合わせます。

 

ピント、めちゃ大事!

 

何を撮るのでもそうですが、ピントは大事です。それは星や天の川を撮る場合も同じ。

現場でピントさえ合わせて撮れれば、他の部分はPCに取り込んでからも調整できますが、ピントは後からの補正が効きません!

 

ピントNGの例

 

ピントOKの例

 

暗い所でモニターを確認し、ピントを合わせるのは大変なんですが、星を拡大したりして、頑張ってピント合わせて下さいね。

 

 

ピント以外に、撮影時に大事な要素

シャッタースピードとISO感度

「絞り」は一番、少ない数値に固定し、ピントも合わせたら、後はシャッタースピードを何秒にするかと、ISO感度です。この2つもPCで補正できない部分。

色々、試行錯誤してみていますが、Sonyアルファ6000+SAMYANG広角レンズの組み合わせだと、ISO感度3200、シャッタースピード15~20秒で、上手く撮れます。

 

保存形式はARWで!

これも大事なポイント。
ARW形式でも撮影しておくことで、後でSONYの無料ソフトでレタッチが出来ます。

 

撮影場所を選ぼう

天の川を撮るには、街の明かりに影響されない場所で撮影するのも必須条件です。

都会の空を狙っても、どんなに頑張っても、やっぱり天の川は撮れないです。

 

構図も大事

星だけで「見せる」天体写真は、高価なレンズとプロの腕には敵いません。

趣味で撮る初心者がそれなりに見せるには、空以外に、地上の何か・・・山とか木とか建物とかをポイントに入れた構図の方が、見て「キレイ」と思える写真に仕上がります。

画面のどの位置に、何を入れるかが、センスの問われどころです。

 

 

レタッチで天の川が浮き上がる

ソニーイメージコンバーターを使おう

さて、こうして撮影してきた写真。

そのままではこんな感じで、「天の川、ここ?」程度にしか見えません。

でもレタッチすると、天の川が浮き上がってきますよ!

 

・ソニーイメージコンバーター
レタッチには、ソニーで無料配布されている「ソニーイメージコンバーター」が使用。


これらの補正項目が利用できます。

 

「コントラスト」と「明るさ」調整で、天の川が浮き上がってくる!

イメージコンバーターでARWで保存したデータを開いたら、まずは「コントラスト」をめいっぱい上げ、「明るさ」も上げてみましょう。

 

ほら、こんな感じです!
現場で頑張ってピントを合わせて撮ってくれば、たくさんの星がきれいに浮かび上がってくるので、楽しいですよ!

「明るさ」は上げすぎると、空の色が薄くなってしまうので、どこらへんまで上げるかは、お好みで。

 

カメラに付いている「ホワイトバランス」調整を、後でPCで出来る

ソニーイメージコンバーターのいいのは、ソニーのカメラ本体に付いている「ホワイトバランス」の調整が、撮った後でも出来るところ。

今回は撮影時に「白熱灯」を選んで、元々、青みがかった色で撮ったので、そこはそのまま・・・「色補正」だけ、ちょっぴり紫にころばせてみました。

 

彩度

「鮮やか」になる彩度はお好みで。私は星空は、あんまりここはいじらないです。気持ち、上げてみました。


 


 出来上がり!
どうですか?最初の撮ったままと比べると、「あ、ここが天の川ね」って、分かるようになっていますね。

 

JPGE書き出し

できあがったら、このアイコン  で、JPGEファイルに書き出しすれば、ネットで公開できるデータになります。

 

 

18’10月、追記。すごい天の川を撮りたいなら、「銀河系の中心方向を狙う」

上記の例、本当に初心者だった頃に撮ったので、今となってはお恥ずかしい出来です。どうにも薄っすら「ここが天の川?」程度にしか撮れていないのは、この時、銀河系の中心方向を狙っていなかったからなんですね。

星がたくさん集まっている銀河系の中心方向を狙うと、全然、撮れ方が違うというのは、後から知りました。

 

ですので、きれいな天の川が撮りたかったら、銀河系の中心方向を狙うようにしましょう。

 

え?中心方向なんて、どうすれば分かるの?
銀河の中心方向は射手座のある所なので、星座盤や星座アプリを使って、射手座を見つけるといいですよ。

 

形としてはすぐお隣の蠍座の方が見つけやすいかも?明るい天の川を撮るには、蠍座、射手座を見つけて、その方向へカメラを向けて下さいね。

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