ニセコでプチ撮影旅行した際に、曽我神社に立ち寄らせて頂きました。
ここが川の上に掛かる橋を渡ってお社があるという、ちょっとおもしろい立地なのは知っていたので、一度、寄ってみたかったのです。
小さな神社でしたがよく手入れされていて、バックに見えるアンヌプリがとても心地よく感じる場所でした。
曽我神社の場所と由緒
所在地
曽我神社は、ニセコの街中から高橋牧場ミルク工房へ向かうのにカーナビに案内してもらうと、途中に現れます。
所在地的には「北海道虻田郡ニセコ町字曽我」となりますが番地もないので、ここをカーナビにジャスト指定するなら、地図を見て、地形で入れるくらいしかないです。
なお、神社の前には車が数台、停められる駐車場があります。
由緒
そもそもこの曽我神社を知ったのは、去年、二度ほど宿泊させて頂いた、この近辺の「ニセコリバーサイドヒルキャンプ場」のオーナーに、お話を聞いていたから。
この一帯は「曽我」という地名ですが、それは明治時代に開拓に入った「曽我男爵」というお方の名前に由来するそうです。言わば大地主だったんですね。
オーナーが曽我神社のお祭りの話をされていたので、「地元とちゃんと繋がりがある、生きた神社なんだな」と、立ち寄ってみたいと思っていたんです。
御祭神は天照皇大神と八幡大神である模様。
どういう訳でその御祭神になったかは不明ですが、元々が「曽我男爵の土地」→「このへんの地名が曽我」→「ここに建てられた神社が、曽我神社」なので・・・
北海道の神社にありがちな、「どこか他の地域の曽我神社からの分霊」とかではないんだろうな~と思います。
単に曽我男爵の好みの神様・・・?とか?
面白い立地の曽我神社
深い谷川の先の小高い土地に建つ
そんな訳で、キャンプ場のオーナーさんのお話から興味を持っていた神社ですが、興味を持った際に調べたら、なんだか橋の上に鳥居がある、印象的な立地・・・
実際に行ってみても、その通りでした。橋の上に鳥居がある。
そしてこの橋の下、想像していたよりも、ずーっと深い谷川なんです。これ、橋がなかったら神社に行けないよね?!
ということは、明治に創建された当時から、きっとこの深い谷に橋が掛けられていたという事で・・・当時、大変だったと思うんですが、どうしてわざわざそんなことをしないとならない所にお社を建てたのか・・・は、この後、何となく分かってくるんですが・・・
結構な階段を登って行きます。本殿のある場所は土地が小高いです。
バックのお山はアンヌプリ!
ドドン。曽我神社のお社。
もちろん後ろのお山が気になるじゃないですか。モロ、山がバックなんですもん。なので、お社の後ろへまわってその山を確認したら、アンヌプリ山でした。
地図で確認するとこういう配置。
ということで、曽我神社は「小高くて、背景にアンヌプリ山が見える」という、バツグンのビューポイントに建てられていたんですね。なるほど・・・
う~ん、この立地は密かに”アンヌプリ遥拝所”的な・・・
ニセコ地区では羊蹄山に次ぐ存在感を持つ、アンヌプリ山。この日はお天気もよく、アンヌプリの山の氣がとても気持ちよく感じました。
ちょっと分りづらいですが、お社の扉には、太陽と月が・・・。
道路はすぐ側ですが、熊が気になったりはします・・・
お社付近から、橋と道路を振り返った写真。
このように道路はすぐ側ではあるんですが、曽我神社は社務所らしい所もなく人気(ひとけ)がないので、周囲のうっそうとした木々に、熊が出そうな気分にはなる神社でした(^^;
複数人でおしゃべりしながら参拝するには、そんなに怖さも感じないですが、一人なら熊鈴が欲しかったかも?
灯篭も美しい。
境内脇の、花をまとった大樹。
機会があったら、また寄ってみたいです
普段は常駐の神職さんもいないようですが、予想していた通り、地域の方がちゃんとお世話をされていることが分る良い神社でした。
アンヌプリがバックなのも、嬉しい場所。機会があったら、また立ち寄ってみたいです。
今回の宿泊はニセコ五色温泉。 道央はお出かけ感覚で色んな所へ出かけていますが、その中でも、私が屈指だと思っているネイチャー・パワースポットが、ニセコには2つあります。 その一つが、 ... 続きを見る
道央屈指のネイチャーパワースポット!ニセコ五色温泉