おそろしい時代になったもんだと思います。
ホントに恐っろしく、なーんにもない町(・・・失礼)、北海道は十勝の豊頃町。冬なんか観光客が来るはずもなかったこの町の海岸に、透明な氷が打ち上げられる事が知られ始め、数年前から写真を撮りたい人が押し寄せるように・・・
名づけて”ジュエリーアイス”
ジュエリーアイスとは?
ネーミングの勝利ではありますが、豊頃町に”毎週末、数百人もの観光客が押し寄せる”なんて、いくら美しくても10年前は無かった現象でしょう。
・・・インスタ映えブーム、おそるべし。(かく言う私も、スマホを入手する前は写真にまったく興味なかったので、人様の事は何にも言えません)
さて、今回は-8℃という冷え込みの中、早朝に撮影して来ました。
ジュエリーアイスをきれい撮るなら、晴れた早朝が一番!
ジュエリーアイスが打ち上げられる大津海岸は、太平洋に面していて、朝日が水平線から昇り、夕日は地平線へと沈みます。
ですので、美しい写真を撮りたければ、晴れた早朝が一番!
いえ、昼間に行っても、曇りの日でもいいですけど・・・

到着日にカメラテストとして撮影
こんな感じに撮れますからね。
砂にまみれているものも多いですが、ホントに氷は透明なので、これでも工夫次第で綺麗に撮れるとは思います。
でもやっぱり、この色彩には敵わないじゃないですか!(笑)
晴れた早朝に撮影に行くのに、必要な事
日の出時間をチェックして、到着時間を計画
日の出時間は、スマホで「豊頃町 日の出」で検索すれば、すぐに出てきます。
早く着きすぎても、暗がりではどの氷が透明なのかが分からないので、日の出30分前くらいに着くのがちょうどいいかと思うんですが、暗いと暗いで、神秘的な色彩の写真は撮れますよ。
私は1時間前くらいに到着して、このくらいの曙の空だったんですが・・・
しばらくすると、波打ち際に空の色が反射して、虹色に!
日の出30分前くらいからは、こんな感じに。
撮りたいイメージで、到着時間を計画して下さいね。
お天気のチェック
時間を決めたら、到着時間の天気予報をチェックしましょう。晴れていないと意味ないですからね。
天気予報は、「GPV気象予報」というサイトがおすすめです。
調べたい地域の「雨量、雲量」を表示するとピンポイントで、その地域が晴れているかどうかが分かります。そしてかなり当たる!
広域予報では「曇り」になっていても、GVP気象予報で見たら、行きたい撮影ポイントだけ、ぽっかり雲に穴が開いていたこともあって、実際にその通りになりました。
雲の動きって変わりやすいので、どうしても晴れている時に行きたい時は、私は2日前にチェックして宿が取れたら取る・・・みたいな感じにしています。
大津海岸、最寄宿
豊頃町は宿が少なく、いい所もないんですけど、自力で早朝に大津海岸へ行こうと思ったら、町内に泊った方がいいです。(そうでなく、最寄のいい温泉宿に泊ろうと思ったら、車で1時間かかるところばかりです)
私はこちらに泊りました。大津海岸までは車で30分くらいです。
美しいジュエリーアイスと大津海岸
ジュエリーアイス
では、美しいジュエリーアイスをご堪能下さい(^▽^)
日が昇ってくると、シャンパンゴールドの色彩が撮影できますよ。
大津海岸のようす
この日は平日だったので、そんなに込んでいませんでした。
土日はすごい人出で、きれいな氷の争奪戦になるとか・・・駐車場もいっぱいになるそうなので、本当は平日がお勧めです。
ちょっとピンボケしてしまいましたが、この看板があるのが、駐車場の所にある休憩小屋。あたたかいホットコーヒーや甘酒があります。隣には仮設のトイレも。
・・・しかしご覧下さい、毛嵐が!
この翌日は、早朝の大津海岸は、何とマイナス20℃だったそうですよΣ(゚ロ゚ノ)ノ
寒さ対策・ジュエリーアイスの撮影で、あった方がいいもの
きれいな写真を撮りたかったら、長靴は必要
そんな訳で、厳寒期の北海道の早朝の浜辺は、激寒。もちろん、ありえないくらいのバッチリ防寒で臨んだんですが・・・

それでも寒くて、笑顔が歪む(笑)
その他に、「持ってくればよかった!」と思ったものは・・・
現場仕様の完全防水の長靴!
です。
私の靴も、街では充分な防水のブーツ風の長靴だったんですが、紐靴だったため、ジュエリーアイスを撮るのに夢中で足に波を被ってしまうと、隙間から水がしみてしまいました。その後、丸1日は足先が冷たいまま(TT)
また、波打ち際の氷がきれいなんですよ!だからつい、夢中で撮っていると、波を被っちゃう。
もうホント、こういうがあると、いいです。
もし長靴がお嫌なら、望遠レンズがあれば、波は被らなくても済むかも。
ホッカイロ、必須
「波打ち際の写真なんか撮らな~い」という、ゆる~いインスタ女子の貴女でも、スマホを操作する際には、手袋を外す事もあるでしょう。
マイナス20℃の世界で手袋を外したら、すぐに手先が痛くなって、そのままではしばらく戻らなくなります。上着のポケットにはホッカイロを入れておいて、手を温めて下さいね。
大津海岸の側にはコンビニがありませんので、事前に用意をお忘れなく!
周辺情報(豊頃町、その他の立ち寄り所)
ハルニレの木
写真好きの方々の間では、ジュエリーアイスのついでに寄れる撮影ポイントとして、人気になりつつある「ハルニレの木」。十勝川の川原にあります。
所在地;北海道中川郡豊頃町幌岡
↑番地とかないですが、町の中に案内の看板も出ていますので、辿り着けますよ。
ただ、ここの撮影は、ジュエリーアイスと比べると難しいかも。かなりフツーの川原なので、キレイに見せるには構図の工夫などなどが必要です。
まとめ・ジュエリーアイスを撮影するなら、個人旅を
以上、ジュエリーアイスの撮影情報を紹介してきましたが、2018年2月現在、早朝に現地に着けるツアーは見当たりません。
ホントに有名になってきているので、今後は出てくるかも知れませんが、現時点では、自家用車かレンタカーでのオーダーメイドの旅がおすすめです。
楽天レンタカー
冬道になれな方は、JAFに加入しておくのもオススメ。
では、今日も読んで頂いて、ありがとうございました。