
伊雑宮御朱印
伊勢市外にある2つの遙宮の残りのひとつ、志摩にある伊雑宮(いざわのみや)。
ゼロ磁場としてスピリチュアルに人気のある瀧原宮と一味、違い、伊雑宮は数々の都市伝説的な噂で有名なお宮です。
そう、オカルトな噂が絶えない伊雑宮。
でも実際に行ってみて感じたのは、そんな事よりとても優しい、素晴らしい御神氣でした。
その前に、伊雑宮、基礎知識・・・
ご祭神は、天照大御神さま
伊雑宮のご祭神は、天照大御神様。瀧原宮と同じく、内宮の別宮になります。神饌を奉納する御贄地として選定された地で(要するに、神宮でお供えする食べものを作るために選ばれた地)、御神田(おみた)が併設されています。
オカルトな噂、満載
伊雑宮のお向かいにある神武参剣道場の灯篭には、ダビデの星が刻印されています。神武参剣道場は、伊雑宮の宮司だった方が開いた道場で、そういう意味ではお宮に関係ある施設。
その上、「伊雑(いざわ)」という発音が、ヘブライ語の「イザヤ」に似ていることから、「日本とユダヤの繋がりを示す神社ではないか?」との噂は絶えません。
レイラインの集中度も、伊勢の中心であるはずの内宮以上。
江戸期には、「伊雑宮は太陽を、内宮は星を、外宮は月を祭っている」・・・すなわち「伊雑宮は天照を、内宮はスサノオを、外宮は月読尊を祭っている」という内容の書物が出回って、伊勢の神官達が血相を変えて否定したとか・・・。
でも実際に行ってみて感じたのは、アヤシさではなく、包まれるような優しさでした。
伊雑宮は優しい
土地に抱かれる感覚のお宮

伊雑宮の鳥居
私はその土地そのものに抱かれる感じが大好きなんですが、伊雑宮に、一歩、足を踏み入れた瞬間、感じたのは、まさにその感覚で・・・
伊勢神宮で御朱印を頂ける7つのお宮の中で、唯一、その感覚があったお宮だったのでした。
それはこの御神田(おみた)が併設されている事が大きいと思います。
毎年6月には御田植の神事が行われていて(日本三大御田植祭のひとつだそうです)、お宮と地元の繋がりが生きている気がしました。
そういう土地で感じる、独特の優しい氣に溢れていたんです。

感無量。とても優しいお宮
あまりの良さに、神札授与所で禰宜さんに御朱印を頂く際に、
「(御朱印を頂ける)7つのお宮を全部、周ってきたんですが、ここが一番、いいですね」と感想を述べると、
「そうですか。皆さん、色々、おっしゃいますね」と、優し~くお答え頂きました。ありがとうございますm(_ _)m
授与所の脇には、伊雑宮名物、巾着楠。
すごい根っこですよね。
巾着楠も、推定樹齢は700年だそうですが、伊雑宮には古来よりの原始林がそのまま、残されています。
残念ながらそこは聖域で立ち入り禁止なんですが、この原始林の存在も、伊雑宮の独特の優しさの元かも知れません。
とにかく「土地」の感覚が、強い。
もう、オカルト話なんか、どーでもいいです!
この「土地に歓迎される、包まれる感覚」は、最高です。本当にありがたかったです。
得られるのは、「豊かさのエネルギー」
土地に包まれる感覚というのは、イコール「豊かさのエネルギー」です。
大地の豊かさのエネルギー、そのまま。
これはとても女性的なエネルギーでもあり、「豊かさ」であっても、男性的な「自分で稼ぐお金」の金運には、結びつかないかも知れないですが、女性が日々の生活を安心して暮らしていくのには、とても大事なエネルギーです。
伊雑宮で、どうぞたっぷりチャージして下さいね!
でも、ちょっとオカルト話も補足すれば・・・
先にも書いた通り、江戸期には、「天照は内宮ではなく、伊雑宮に祭られている」という書物が出回って、以来、そのウワサは今だに絶えないようです。
でも、実際に行ってみて思ったのは、
「ここ程度のセキュリティの所に、三種の神器である八咫鏡は、ないんじゃないのかなぁ?」
です。
三種の神器は、日本の「皇位」を象徴するもの。盗まれたりしたら大変です。
それを考えれば、何重にも囲われている内宮に納めておくのが、やっぱり安全な気がします。
周辺情報
中六(うなぎ屋)
お宮を出る頃にちょうどお昼になったんですが、なぜか辺りにおいしそうな香りが漂っているな~と思ったら・・・
出所は、このうなぎ屋さんでした。
いかにも老舗っぽく、一見さんお断りみたいだったので遠慮したんですが、後で調べたら、比較的リーズナブル。
食べてくればよかった・・・・
御師の家も!
御師(おんし)っていうのは、江戸時代まで活躍していた神社参拝のコーディネーターのような存在。今でいうツアコン会社です。
明治になって御師制度は廃止され、ブラタモリで見たら、伊勢市でも子孫がそのまま、当時の家に住んでいるのは、たった一軒ってことだったんですが、何と、伊雑宮の横には、その御師の家が。
あまり人が押しかけてもご迷惑かも知れないので、こっそり情報ですが、このお米とお塩が「どうぞお持ち下さい」と書かれて、置かれていました。
心付けを入れる箱がありましたので、ありがたく入れさせて頂き、お土産にいくつか頂いて、帰路に付きました。
場所、アクセス
所在地: 〒517-0208 三重県志摩市磯部町上之郷374
瀧原宮と比べると伊雑宮の方が行きやすくて、公共の交通機関でも往復可能です。
電車などで
近鉄で賢島行き、宇治山田駅から志摩磯部駅まで。志摩磯部駅からは徒歩20分か、上之郷駅までの乗り換えが出来れば、それで。
車で
伊勢道路で20分
内宮脇から続く伊勢道路を通って、20分程度。伊勢道路は舗装された片側一車線の山道ですが、地元の方は結構なスピードを出すので、トラベラーにはちょっとだけ怖い。紅葉の季節は、とても美しいそうですよ。
伊雑宮の駐車場
お宮と御神田の間にあります。広くて、トイレも設置されています。
レンタカー

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では、今日も読んで頂いて、ありがとうございました。