延暦寺の根本中堂のあまりの良さに、麓の日吉大社に寄る気をうっかり失いかけましたが・・・
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しかしここまで来ておいて、全国3800余の分社を持つ、日吉・日枝、山王神社の総本山である日吉大社に寄らないのは、あり得ない。しっかりお参りさせて頂きました。
今回は西受付から入った場合の、正規の順路通りにご紹介していきます。

たくさんのお宮がある日吉大社。立地と境内図
・・・2020年2月現在、我が家のPCで日吉大社の公式サイトを開こうとすると、開きません。
実は参拝前の1月に開こうとしたら、ウイルスソフトが反応して「危険なサイト」になっていて怖くて開けなかったんですが、今、改めて試してみたら、もうアクセスさえ出来ません。(ピクリとも開かない←多分、ウイルスソフトのせいだと思うんですが)
ウチのウイルスソフトが悪いのかも?ですが、同じような方がいらしたら境内図が見られなくて困っていらっしゃるかも?なので、現地で頂いたパンフレットを載せますね。

日吉大社・境内図
このようにたくさんのお宮があるのが日吉大社です。大きい所は、大己貴神をお祭りする西本宮と、大山咋神をお祭りする東本宮の2つ。
なお、比叡山との位置関係は、この通り。
比叡山への坂本ケーブル駅の側にありますので、ケーブルカーを利用して延暦寺にお参りしたら、日吉大社も寄りたいところです。

延暦寺も日吉大社も広いんですよ・・・。私はどっちとも、主要部分だけ巡りました。
いざ、参拝!
そんな訳で、午前中に延暦寺を巡って、比叡山から降りて来た私は、午後から参拝。
徒歩で参拝の場合は、西受付から
車の場合は駐車場がある東受付からになりますが、徒歩の場合は西受付から入るのが一般的です。ケーブル坂本駅に近いのもこちらの方。
JR坂本駅からは正面になる、西受付の鳥居。
入るとすぐ、受付があって、そこで「入苑協賛料」として300円を納めます。
神社で入場料を払ったのは初めてだったので、びっくり!う~ん、ということは、日吉大社って受付が開いていない早朝に来たら、入れないの??入場料自体は、安いし、維持管理にお使い頂ければいいので、いいんですが。
受付を過ぎて橋を渡ると、この山王鳥居が現れます。この形は神仏習合の名残なんだそうで、有名です。
紅葉の時期はとてもきれいで、インスタなどでも素敵な写真をたくさん、見るんですが、1月のこの時期は、雪がなければ地味な風景。
神猿舎のお猿さん達。
もうコンデジだとピント合わなすぎ(TT)
日吉大社ではお猿が神の使いで、大事にされています。「魔が去る、何よりも勝る」の「サル」で、縁起がいいとされてきたとか。
西本宮と日吉大社の御朱印
お猿の楼門と、本殿
神猿舎を過ぎると、白山宮と宇佐宮への参道がありますが、順路はまずは西本宮からなのでそのまま通りすぎ、西本宮へ。
西本宮の立派な楼門。
楼門の軒下の四隅には、お猿さんが。
しかし結構な老朽ぶりで、ぜひ入場料を使って改修して頂ければ嬉しい。
門内の様子。
本殿。
先にも書きましたが、大己貴神をお祭りされています。
御朱印・授与所は西本宮にある
御朱印やお守りの授与所は西本宮にあります。
ちょっとしたお守り、おみくじは東本宮にもありますが、御朱印は西本宮で、全てのお宮の御朱印を授与しています。
御朱印帳。ピンクの、なかなか可愛い。
そして私は、以下の4つの御朱印を頂いて来ました。

東本宮・西本宮の御朱印

日吉大社総合と、白山宮の御朱印
宇佐宮もお参りしたのに頂かなかったのは、単にケチった・・・(汗)←というか、初めての菊理姫さまだった、白山宮が欲しかった。
授与所のおみくじも、神猿。
宇佐宮と白山宮
西本宮から、どうやって宇佐宮と白山宮へ行くのかな~?と思っていたら、ちゃんと境内に参拝順路の看板がありました。
宇佐宮
それに従って、まずは宇佐宮
あの宇佐神宮の、「比売大神と同じ神とされ・・・」と説明書きにはありましたが・・・
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でも、全然、宇佐神宮と同じ感じはしなかったのですよ。私は白山比咩神社にお参りした事はないので、そちらはどうだか分からないのですが、日吉大社の宇佐宮と白山宮は作りが似ていて、エネルギーも区別がつかない感じでした。
ところで、各お宮は、こうやって水路で繋がっています。
この日は小雨でそもそも場には水の気が満ちていたので、水路についてあまり感じなかったですが、日吉大社全体の清々しさに一役買っているかも知れません。
白山宮
ということで、そっくり白山宮。
「霊峰白山の神様、菊理姫神」をお祭りする、との説明書きがあったんですが、宇佐宮とそっくりすぎて、菊理姫様に会えた気がしなかった。
(ここで会えていたなら、お初だったんですが~・・・私がニブいだけか?)
そしてお守りしている狛犬さんが・・・威厳あった。
牛尾宮と三宮遥拝所
宇佐宮と白山宮を通りすぎると、ホントは三宮と牛尾宮への登山口がありますが・・・
この階段を登って、片道40分ほどの登山道とか。
私は旅先での己の体力のなさをよーく自覚しているので、残念ながらパス。でもその両お宮の所にある、高さ10mの「金大巌」という岩が、日吉大社の始まりの場所だそうで、噂のパワスポなんですよ!
体力のある方は、ぜひぜひお勧め。
金大巌には行けなかったですが、階段脇にある遥拝所でお参りさせて頂きました。
いよいよ真打!東本宮
そして最後にたどり着くのが、大山咋神の東本宮。
あ、いい!これは「いいゾ」予感!
うん、いい!!
日吉大社は全体的に清々しくて「やっぱり来てよかった」と思った場所だったですが、この東本宮はその全体と比べても、場の氣が一段、グンっと上がります!
わ~、すごい、いい!
金大巌へ行かなかったのでそこは分からないのですが、登山せずに周れる下の平たい所では、この東本宮が断トツです。ここへ来て正直、「ああ、ここが本体か!西本宮は受付だったのね(だから授与所があるのか)」と思ってしまった私。※個人的感想です。
吹き抜ける風が清々しい。神様の歓迎を感じました。ありがたいです。
これは本殿から東本宮の境内にある樹下宮を見て。写真で分かるでしょうか?小雨が降ったりやんだりの日だったんですが、ここでは降ってきた小雨が、またキラキラときれいでした。
樹下宮にお祭りされているのは鴨玉依姫。日吉大社では鴨玉依姫を大山咋神の奥様としているですが・・・鴨玉依姫って、あの下鴨神社の鴨玉依姫よね?!ん?その旦那様が大山咋神だったけ?と思って、さらにネットで調べていると
『秦氏本系帳』に記載がある丹塗矢の神話によると、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の賀茂別雷大神は松尾大社の祭神、すなわち、大山咋神とされるという
という記述が出てきて、頭が大混乱。
えええ?そうなの?秦氏はそう言ってるの?下鴨、上加茂の両神社では、鴨玉依姫は賀茂別雷大神のお母さんって、伝えているのに??
・・・このへんはよく分からないので、知らなくていいとしよう。
神様の歴史の事情は知る由もないですが、東本宮はとても良かったのです。
東本宮の参道の「猿岩」に見送られて、日吉大社を後にしたのでした。
って、猿岩って~、かなり噴石っぽいんだけど。どこから?
最寄りの宿泊場所
比叡山の記事でも書きましたが、最寄りの宿泊場所としてオススメは、おごと温泉。
京都って温泉ないイメージなので、お参りついでに温泉に泊まれるのは嬉しいですよね。(日吉大社は滋賀県だけど)
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では、今日もここまでお読み頂きまして、ありがとうございました。
日吉大社にお参り出来ましたこと、神様にも感謝です。